Oct 19, 2010

1回では効果が感じられなかったフォトフェイシャル

私は脱毛エステに通っていました。そこでフォトフェイシャルをしていたので興味を持ってしてみました。事実ならば、脱毛施術時に一緒にしたかったのですが、脱毛後の肌が過敏になっているとか、同時手術はできず、仕事を変えています。フォトフェイシャルは、肌のトーンを明るくし、毛穴が目立たないようにした効果があると聞いたのですが1回では効果を実感することはできません。
アンチエイジングは、生活習慣の見直しが必要です。喫煙は健康を害するだけでなく、肌に悪い影響を与えます。スキンケアとエステのアンチエイジングを熱心にしていても、喫煙によって悪い事を体内に取り入れては本末転倒です。また、初期のは三文のドクイラゴハジマン肌にもとても良いです。また、適度な運動も効果があります。
遠藤諭の「コンテンツ消費とデジタル」論:

 TLを見ていたら数時間経ってしまった――そんな経験はないだろうか。なぜ、Twitterによって新しい時代の“活字中毒”が生じているのか? 筆者が着目するのは「ネットワークとしてのTwitter」だ。

【他の画像:Twitterのフォロー関係を可視化できる「mensionmap」など】

 今から10年以上前の1998年に、科学雑誌『Nature』に1つの論文が掲載された。ワッツとストロガッツという2人の研究者によるもので、彼らの著書も翻訳されているからご存じの方も少なくないだろう。いわゆる「スモールワールド・ネットワーク」に関する論文である。

 Twitterが人のつながりのネットワークだと知って、「6次の隔たり」のことをイメージした人も少なくないはずだ。「6次の隔たり」(Six Degrees of Separation)というのは、世界中から無作為に選んだ2人の人物が、6回前後の人間関係でつながってしまうというお話。1960年代に心理学者が実験して有名になったが、ワッツとストロガッツの論文は、これを数学的に証明したものである。

 何年か前には、ドイツの新聞社が、フランクフルトのシシカバブ店のオーナーと、彼がファンだという俳優のマーロン・ブランドの関係を調べたそうだ。新聞社ならではのリソースを投入して得られた結論は、みごと6個のリンクを経てつながったというものだった。

 しかしこの論文が注目された理由は、単純に「世界中の人がつながっている」というような議論ではなった点に注意すべきである。

 『スモールワールド・ネットワーク/世界を知るための新科学的思考法 』(ダンカン・ワッツ著、辻竜平・友知政樹訳、阪急コミュニケーションズ刊)によれば、研究者の1人であるワッツがこのテーマに興味を持ったのも、「6次の隔たり」が理由ではなかった。

● 同期して明滅する無数のホタルの光とTwitterの類似性

 パプア・ニューギニアで、マングローブの葉にとまった何百万匹ものホタルが、きわめて正確なリズムで明滅するという映像を、テレビや映画などで見たことがある人も多いと思う。木の反対側や離れたところにいるホタルもいて、音やその他の信号でリズムをとっているわけでもないのに、「プテロプティック・エフルゲンス」というこのホタルは、すぐに光を同期できてしまう。

 一方で、整然と並んだ「一覧表」のような情報が、産業社会では好んで使われてきた。あるいは、本社から支社、支社から事業部、事業部から部門へと「階層」で管理されている場合もある。コンピュータの世界も、データを規則的に並べるやり方を得意としてきた。ネットワークやデータベースも、ツリー構造やリング構造など、検索のスピードを上げるための意図を持ったルールで作られている。

 ところがこうした人工的なシステムは、1カ所が壊れると全体が機能しなくなることがある。そのために、システムを二重化したり、バックアップを持たせたりしなければならない。しかし、自然界はバックアップなどという発想がなくとも動き続けている。自然界に存在するネットワークは、一見デタラメにも見えるが、きわめて強靱で、しかも想像よりもずっと高いパフォーマンスを発揮するということである。

 アスキー総研で行った『Twitter利用実態調査』の結果を見ていて気になるのは、やはりネットワークとしてのTwitterだった。ユーザーの平均フォロー人数は184人、平均フォロワー数(フォローされている人数)は173人。1日の平均つぶやき数は約10回で、Twitterの接触時間は約3時間にもなる。つぶやく数の割に接触時間が長く、つぶやくよりも圧倒的に読んでいることが分かる。

 ユーザーが3時間で読める文字量は、仮に1分間400文字として、1時間で2万4000文字、新書なら1冊読めてしまう可能性もある。ひとことでいえば、Twitterで「21世紀型活字中毒」になっている人が少なくないということである。この文字と時間の消費は、キンドル上陸やアップルの電子書籍リーダー上陸ばかりを騒いでいる場合ではないのではないか?

 このようにいうと、いままでだってネット上に文字はたくさんあったのに、なぜTwitterだけ「21世紀型活字中毒」になってしまうのか? と指摘されそうだ。

 事実、世界中のサーバは、すでに気の遠くなるような量の文字であふれている。グーグルは現在、15億ページ程度を索引化しているといわれるが、インターネットには「深層」と呼ばれるものがあり、同社は2008年7月に「1兆個のページを見つけた」と言ったそうだ(『Google PageRankの数理』エイミー・N・ラングヴィル/カール・D・マイヤー著、共立出版刊)。

 なぜ、Twitterによって新しい時代の活字中毒ともいうべきものが生じているのかということに関しては、ネットワークを抜きには考えられない。

 前回のコラム(編注:2010年1月5日掲載のオリジナル原稿)について、私のTwitter上でのつぶやきが、どんなふうにRT(ReTweet=そのまま伝聞)されていったかを追ってみた。すると、最初につぶやいた「Twitterはコミュニケーション革命なんかじゃない」という文字列を含んだつぶやきが373件、記事のURLを含んだつぶやきは484件見つかった。

 さらに、Twitterのネットワークに上でRTされた様子を追っていくと、61回、50回、44回、30回、22回……など、1つの短縮URLが、伝聞によって何度も使われていることが分かる。一方、1回もRTされない単独のつぶやきは、全つぶやきの15%ほどにあたる73個だった(Twitter検索+簡単なプログラムによる)。

 このでたらめさ加減は、まさに、スモールワールド・ネットワークを思わせるものがある。パプア・ニューギニアのホタルは、お尻の光の強いホタルや光の弱いホタル、ヨコを向いているホタルや離れたところにいるホタルがいて、はじめてスモールワールド・ネットワークが成立する。同じように、仕事の関係、趣味の関係、知らない人や有名人など、さまざまな距離感があるのがTwitterだからだ。

 「21世紀型活字中毒」が生じた理由として、このネットワークによる情報のばらつきが、ほどよい脳みそのマッサージになっているからである――などと仮説を立ててみたくなる。

 実のところ、いま「ヤバイ」と言われている新聞の「政治経済面」から「三面記事」まである紙面構成も、こうした情報の「ばらつき欲求」を満たしていたとも思える。要するに、Twitterと新聞は、際立ったいくつかの点で類似しているのだ。しかし、Twitterがネット上の他のメディアや新聞と異なるのは、たった1つのつぶやきで、それに関係する話題の状況が一変することである。

 パプア・ニューギニアのホタルのようにすべてが同期するようなことはないが、ユーザーたちの「TL」(タイムライン=ホーム画面にならぶ文字列)が変化するようすは、想像力を刺激するものがある。

 これは、Twitterが「自己書き換え系」のメディアだからかもしれない。コンピュータの世界では、プログラムなどを自己書き換えすると、その計算効率が素晴らしく向上することがある。しかし、そのまま発散して答えが求まらないか、止まってしまうなど、まずいパターンであるとも言われてきた。

 いろいろな見方があると思うが、Twitterは「山の天気」なのだ。「複雑系のメディア」だといえるかもしれない。しかも、ワッツとストロガッツの論文が明らかにしたのは、フォローで構成されるネットワークが、想像以上のパフォーマンスを発揮するものである可能性が高いということだ。

 膨大な情報がタレ流されるのは、ネット全体の傾向だが、この点でTwitterはほかのメディアと根本的に異なる。

 その視点からすると、グーグルが毎週やっている索引作りの膨大な処理(それは結果リストが乱れることから「グーグルダンス」と呼ばれる)は、いまや牧歌的なプロセスのように見えてくる。グーグルもそれは知っていて、同社がMSNと競うようにしてTwitterのリアルタイム検索にお金を投じ、それによってTwitterが初めて黒字化しそうだというのはご存じのとおりだ。

 そろそろ、20世紀の産業社会が大好きだった「整列主義」から脱して、自然界に存在するネットワークに身を置ける。Twitterは、そんな「ネットワーク意識革命」の練習問題みたいなものではないか。http://www.peniszoudai.com/

【遠藤諭、アスキー総合研究所】


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